赤字だった投資用マンションを任意売却し、自宅の差押を回避したO様

ご相談時の状況と経緯

愛知県岡崎市にお住いのO様は、名古屋にあるマンションを投資用として5室購入していました。

購入直後こそわずかながら収益が出ていましたが、賃借人が変わるたびに賃料が下がっていき、さらに築年数が増えるにしたがって空室となる期間も増えていきました。

そしてついには3室が同時に空室となり、月々のローンの返済もままならない状態となってしまいました。

これ以上は維持できないと考えたO様は、売却を決意しましたが、5室でローンが8000万円以上残っており、すべて売却しても7000万円ほどにしかならないという状況で売却することもできませんでした。

このままでは自己破産して自宅まで手放さなければならないかと途方に暮れていたそうですが、何とかならないかとご自身で調べているうちに、たまたま任意売却のことを知り当社にご相談いただきました。

 

当社のご提案と結果

任意売却をしても1000万円以上の残債が出てしまう状況でしたので、まずは売却後の債務をどう処理するかを弁護士も交えて、現状の収入や資産状況もヒアリングしながら入念に打合せしました。

幸いなことにO様はご収入が比較的多く安定もしていたため、個人再生という手法で売却後に残った債務を5分の1に圧縮する方法を取ることにしました。

その後、当社で債権者である銀行と交渉し、5部屋合計で7100万円で任意売却を成立させることができました。

1000万円ほど残債が残りましたが、弁護士と個人再生の手続きを進めていただき、無事に200万円まで圧縮することができました。残った債務は月々分割で支払っていくことで自己破産をせずに、自宅も手放さずに済みました。

依頼者様の感想

将来のために投資をしたのに、結果として破産して自宅や車まで失いかねない状態で、なんでこんなことになってしまったんだろうと自分を責めました。
 
何とか家だけは守りたいと思い、必死にいろいろ調べているうちに任意売却という方法を知り、ダメ元で相談することにしました。
 
その結果、任意売却のことだけでなく、弁護士さんと一緒になってその後に残った債務まで面倒を見てくれて、生活を立て直すことができました。
 
相談していなかったら今頃は自宅まで失っていたと思います。ありがとうございました。
 

相談員より

投資用不動産の収益が悪化して売却を検討される方が最近とても増えています。
しかし、フルローンで購入していると、ほとんどのケースで任意売却しても債務が残るオーバーローンの状態となってしまいます。
 
そしてその場合、最悪のケースとしては自宅まで差し押さえられて競売になってしまいます。
そうならないためには、オーバーローンの状態でも弁護士と一緒に任意売却後の残債を法的手段を使って圧縮し自宅を守る必要があります。
 
 
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