購入した8件の投資用マンションが赤字で任意売却したT様
ご相談時の状況と経緯
以前に医者として病院に勤務していたT様は、不動産業者の勧誘で新築の投資用マンションを購入しました。
はじめのうちは多少の利益が出たこともあり、将来の為にと考え、さらに7件購入していった結果、総投資額は1億5千万以上になっていました。
年間の収支も購入時こそ多少の黒字ででしたが、年々収支が悪くなり、今では月に20万の毎月の持出の状況になってしまいました。
現在はご結婚され、お子様も生まれたばかりで休職中のため、投資したマンションの赤字が生活を圧迫しており、精神的にも追い詰められていました。
当社のサポート内容と結果
当社で不動産の査定を行ったところ、8件の投資用マンションすべてで購入当初よりだいぶ価格が下がっており、売却してもローンを完済できない状態でした。
そこで、ご主人様とも相談のうえ、債権者と交渉して任意売却をすることにしました。
結果、8件すべてで任意売却が成立し、無事に投資マンションを手放すことができました。
残ったローンについては、弁護士をご紹介し、個人再生手続きを行って債務を圧縮しました。
現在は勤務医に戻ったことで収入も戻り、精神面も今までとは違い安定して家族全員で幸せな生活を送っています。
依頼者様の感想
絶対に儲かるという不動産業者の口車に乗ってしまい、次々に投資用マンションを購入してしまい、本当に後悔しました。
返済が苦しいときは、なぜ簡単にあんな高額な投資をしてしまったのかと悔やみ、精神的にもかなり参ってしまいましたが、任意売却により投資用マンションを手放して、返済の負担が軽減されたことで、気持ちがとても楽になりました。
返済の負担も軽減され、今では平穏な生活が取り戻せています。 もっと早く相談していればよかったと思います。
相談員より
不動産価格の下落や空室の増加により、投資用マンションの収支が悪化する方が増えています。
投資用マンションの任意売却の場合、ローンが住宅ローンではなく事業用ローンという点と、入居者が住んでいる点が通常の自宅の任意売却と異なり、注意が必要です。
なお、今回のケースでは、ご相談者様が産休から復帰されれば、定期的な収入が入ってくることが見込めたため、個人再生という法的手続きにより、マンションを売却して返済しきれなかった残債を圧縮することができました。